全てのねこの味方、ねこね、こねこね。
今やペット数が犬を逆転、猫が世の中の覇権を握ったこのご時世。
様々なメディアで猫にまつわる記事が取り上げられ、インスタにも猫、猫、猫。
テレビでは蛇口から出る水を不器用に飲む猫が紹介され、ドラマにも猫、映画にも猫、MVにも猫。
最近は「猫=正義」みたいになってる。間違い無いけど。
そんな空前の「猫」ブームの真っ只中、じわじわとブームの兆しを見せているのが今回紹介する"バンド名が「ね」と「こ」で作られた純度100%ねこバンド"ねこね、こねこね。
上から読んでも下から読んでも「ねこね、こねこね」。
むらまつ えりか(Vo./Gt.)、かみずる りょう(Gt.)、たけうち みやこ(Dr.)、てらかど だいすけ(Ba.)からなる4人組ポップロックバンド。
2013年、むらまつがバンドとは関係なく卒業制作のアニメーション用に曲を作り、それをきっかけにオリジナルバンドとして活動を始める。同年9月、100枚限定1st demo(2曲入り)を発売し、完売。夢はみんなのうたなロックでキュートな猫ポップバンド。
と言うことで、
尋常じゃなく猫推しなこのバンドがどれくらい猫か、まずは一度ご覧頂こう。
はい、ねこ。可愛い。
MV含め既にみんなのうたで流れても全く違和感ないレベルのポップ感。
某教育番組でキッズがうたのおねーさんと一緒に歌ってそう。
そして、「ねこ、こねこね」の特徴の一つだと思っているのが、むらまつ えりかの紡ぐポエティックで絵本のような世界観の歌詞。この世界観で絵本書いても流行りそう。
その歌詞を乗せて流れてくるのは、ポップで、優しく時に激しく奏でられる楽器たち 。
さっき「純度100%ねこ」と言ったけど、このバンドの音楽性は「ねこ」と「みんなのうた」だけじゃないのよ。
心地いい童謡系ポップだけじゃなく、哀愁漂うギターロックまで結構バランスが良い。
例えばこれ。
最初の曲と雰囲気全然違うでしょ?
そして、2017年リリースのシングル「ことばの海」はこれまでと毛並みが少し変わり、このバンドの新たな一面が垣間見えた。
全体的に少し冷たく、今までのポップさが抑えられた雰囲気で、これまでどこかに必ずあった「みんなのうた」感が一切排除された新境地。これは結構このバンドにとっての挑戦だったんじゃないだろうかと。おじさんこういう雰囲気も好き。
どこかJYOCHOを連想してしまうと思ったら、 同じNo Big Deal Recordsなのね。
2018年はどのような進化を遂げるのか。
名前だけ見たた今流行りのネタ系か、それこそ上の『ねこはなんでも知っている』のような曲一辺倒のバンドだと最初は勝手に思っていたから、もしかしたら、他にもバンド名みてスルーした人沢山いるんじゃないかと。
そんな人たちにも是非聴いてほしいバンド。おすすめです。
この曲が好きだった方は、JYOCHOの記事もよかったら下記より。
では。